マチュー・デュフォー (フルート)
1972年パリに生まれる。8歳よりパリの音楽学校に入学し、本格的にフルートを学び始め、14歳で満場一致でゴールド・メダルを授与されて、卒業する。その後、リヨン国立音楽院に入学し、マクサンス・ラリューに師事。93年満場一致首席卒業。91年弱冠20歳で、トゥールーズ・キャピタル国立管弦楽団首席奏者として迎えられる。同年ブダペスト国際音楽コンクール第3位。93年ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコン...
1972年パリに生まれる。8歳よりパリの音楽学校に入学し、本格的にフルートを学び始め、14歳で満場一致でゴールド・メダルを授与されて、卒業する。その後、リヨン国立音楽院に入学し、マクサンス・ラリューに師事。93年満場一致首席卒業。
91年弱冠20歳で、トゥールーズ・キャピタル国立管弦楽団首席奏者として迎えられる。同年ブダペスト国際音楽コンクール第3位。93年ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール第2位受賞。同年パリ・オペラ座管弦楽団スーパー・ソロイスト(首席奏者中の首席)に就任する。この時のオペラ演奏の経験が、彼の音楽性を豊かなものにした。
97年には、神戸国際フルートコンクール第2位入賞を経て、日本でも多くのファンを獲得する。99年音楽監督ダニエル・バレンボイムに招かれ、シカゴ交響楽団首席に就任。艶のある音色と際立って豊かな表現力で聴衆を魅了した。
2002年には、カーネギーホールおよびルツェルン・フェスティバルにおいて、ダニエル・バレンボイム指揮シカゴ交響楽団と協演し、ソリストとしても本格的なデビューを果たす。さらに、ピエール・ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団定期演奏会、クリストフ・エッシェンバッハ指揮シカゴ交響楽団定期演奏会にて、ソリストとして共演する。
07年5月には東京都交響楽団の定期演奏会に登場し、モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲を演奏(ハープはシュレイファー弓子)、大絶賛される。また、08年夏にはタングルウッド音楽祭に出演のほか、広島交響楽団とニールセンの協奏曲を演奏した。
2010年に開催したパスカル・ロジェとのデュオも大絶賛され、オクタヴィア・レコードのクリストン・レーベルより「フランス作品集」をリリースした。
2015年9月、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ソロ奏者に就任した。現在、ヨーロッパ、アメリカを中心に世界各国で演奏活動を展開している。今、世界が最も注目しているフルート奏者である。